パンフレットの印刷・制作について。目的や用途に合わせて考えることがポイント。


神車建造100周年記念パンフレット制作
パンフレットなど、印刷物の構成案と印刷仕様選びをこれから考える人向け。初めてでも迷わず進められるように、順番に考えるためのアドバイスをまとめました。
1. 構成案づくりのコツ
構成案(ラフ)は「どんな情報をどの順番で載せるか」を決める設計図です。
最初に作っておくと、デザインや印刷仕様も決めやすくなります。
ステップ1:目的・ターゲットを明確にする
- 目的例:
- 見込み客にサービスを知ってもらう
- 展示会で手に取ってもらい、Webサイトに誘導する
- 社内用に配布して理解を深める
- ターゲット例:
- 法人向け(BtoB) → 信頼感・実績重視
- 一般消費者向け(BtoC) → イメージ写真・価格情報重視
ステップ2:情報を整理して優先順位をつける
- まず書き出す(会社概要、サービス説明、料金、事例、連絡先など)
- 重要度の高いものを前半に配置する
- 情報は「見せる」か「Webで補足する」かを分けるとスッキリ
ステップ3:ページ割りを決める
代表的な構成例(A4二つ折り4ページ)
- 表紙:キャッチコピー+写真(「何のパンフか」が一目でわかる)
- 導入:課題提起・サービスの特徴
- 詳細:事例・料金・メリット・お客様の声
- 裏表紙:会社情報・地図・QRコード
ページ数が多い場合は「ストーリー性」を意識
例:課題 → 解決策 → 導入事例 → プラン → 申込方法
2. 印刷仕様の選び方
構成案ができたら、印刷仕様を決めます。
サイズ
- A4:もっとも一般的、情報量が多い場合
- A5:小型で持ち運びやすい、配布用に最適
- B5:冊子タイプによく使う、学校案内など
形状
- 二つ折り(4P):シンプルでコストも抑えられる
- 三つ折り(6P):情報を整理しやすく、配布しやすい
- 中綴じ冊子(8P以上):商品カタログや学校案内に最適
紙質
- コート紙:光沢あり、写真が映える(明るい雰囲気)
- マットコート紙:光沢控えめ、落ち着いた印象
- 上質紙:紙っぽさが残る、温かみや高級感が欲しいとき
紙の厚さ(目安)
- 90kg:軽い(チラシ向け)
- 110kg:標準(一般的なパンフレット)
- 135kg:しっかりした高級感(長期保存用)
印刷方法
- オンデマンド印刷:小部数向け(10〜500部)、短納期、試作にも最適
- オフセット印刷:大部数向け(500部〜)、高品質、1部あたり安い
3. 制作をスムーズにするコツ
- ラフ段階で「サイズ・ページ数」を仮決定 → デザイン依頼しやすい
- 見本や他社パンフを集めて「こんなイメージ」と伝える
- 校正(誤字脱字チェック)は必ず複数人で行う
- QRコードでWeb誘導 → 紙面をスッキリさせる
4. おすすめの進め方(初めての方用)
- 他社のパンフを3〜5冊集め、好き・嫌いをメモ
- 自社の伝えたい内容を箇条書き
- 優先順位をつけて、ページ割りラフを作成
- 印刷仕様を仮決定(サイズ、形状、紙質)
- デザイン制作 → 校正 → 印刷
ご希望があれば、下記を差し上げます。お問い合わせください
- 構成案テンプレート(書き込み用)
- 部数別の概算費用シミュレーション