増え続ける迷惑メール(スパムメール)への対処法は、年々巧妙化する手口に対応するために複数の対策を組み合わせるのが効果的です。以下に最新の効果的な対処法を紹介します。
Contents
巧妙化し増え続ける迷惑メールの対処法
迷惑メールフィルターの強化
- メールサービスの設定を見直す
Gmail、Outlook、Yahoo!メールなどの主要なサービスには、高度な迷惑メールフィルターがあります。フィルターが甘いと感じる場合は、設定を見直して「フィッシングメール対策」や「スパム強度」などを調整しましょう。 - 学習型フィルターの利用
スパムとマークすることでAIが学習し、今後の迷惑メールを自動判別してくれます。
メールアドレスを使い分ける
- 本命アドレスと登録用アドレスを分ける
通販や会員登録用にサブアドレスを使い、重要な連絡は本命のアドレスに限定することで、迷惑メールの侵入を防げます。 - 一時アドレス(捨てアド)サービスを活用
Temp Mail、10 Minute Mailなどの一時メールサービスを使うと、使い捨てで安全です。
メールを開かない・返信しない
- 開封するだけで相手に通知が行くケースあり(トラッキングピクセル)
不審なメールは開封せず削除が基本。 - 「配信停止」リンクに注意
正規の企業以外からのメールでは、配信停止をクリックすることで逆に「生きたアドレス」と認識され、スパムが増えることがあります。
ウイルス対策ソフトで保護
- メール添付ファイルのスキャン機能付きソフトを使うことで、マルウェア付きメールを検出できます。
- 例:ESET、カスペルスキー、Norton、Bitdefenderなど。
ドメインやキーワードで自動振り分け
- 特定の送信元ドメインや件名のキーワードを自動振り分け設定に追加して、迷惑メールフォルダへ直行させます。
- Gmailでは「フィルターとブロック中のアドレス」機能が便利です。
最新のスパム手口を知っておく
最近の手口例:
- 本物そっくりな企業ロゴや送信者名の偽装
- メール内リンク先が本物のURL風のドメイン(例:〇〇-〇〇.com)
- 件名に緊急性(例:「アカウントが停止されます」)を装う
プロバイダーへの通報
- 悪質なスパムは、メールサービスやプロバイダーに通報できます。
- Gmailの場合:「迷惑メールを報告」ボタンを押すと自動通報されます。
企業や組織向けの対策
- メールゲートウェイ製品の導入(Proofpoint、Barracudaなど)
- DKIM、SPF、DMARCの設定でドメインなりすまし対策